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タバコ

タバコを吸い始めたきっかけ

タバコに手を出すきっかけの多くはタバコがカッコイイとか成熟した大人の証だとか自然と脳に刷り込まれたタバコへの憧れがきっかけとなっている場合が殆どではないでしょうか?しかしタバコがカッコイイという時代はとっくの昔に終わっています

私とタバコ

タバコを吸うのがカッコイイ行為だと思われていた時代は確かに存在した。何せタバコの歴史は非常に長い。一説では紀元前1000年頃から南米で吸われていたという話もあるが、現在主流の火を付けるだけで手軽に吸える紙巻きタバコですら既に150年以上の歴史がある。そして私が子供の頃、映画やドラマで俳優がタバコを美味そうに吸う場面がテレビで放送されるのは珍しくなかった。今よりもずっとタバコ、並びに喫煙者に対して寛容な世の中だった。

私の両親はどちらも喫煙者だった。母は私がまだ幼い頃は吸ってはいなかったが父は私が生まれる前からの喫煙者で、幼少期にお遣いで家の近くの商店の自動販売機に父のタバコを買いに行かされる事が何度もあった。当時のタバコは220円だったか230円だったか、今よりもずっと安かったのを覚えている。一応両親は子供の前では吸わないようにはしていたが、物心ついた時から身近にタバコがありタバコの煙を多かれ少なかれ吸って育った。

私が初めてタバコを吸ったのが中学生の頃。当時の悪友に誘われてタバコを貰い校庭の奥の林に隠れてこっそり吸った。身近にタバコがある環境で育った事から、タバコを吸う行為に罪悪感は無かったが決して美味いとは思わなかった。ただ当時の私にはタバコはカッコイと思えるアイテムだった。大袈裟に聞こえるがお洒落な大人の象徴、強い男の象徴、芸術的な思考を持つ人間の象徴だと本気で思っていた。

幸いにもその時期に吸ったタバコは常習化する事は無かった。後から自分で自販機で購入したセブンスターの味はとんでもなく不味かった。辛味?渋み?口の中で突き刺すような刺激、ノドの奥にこもるようなモワッとした煙、とにかく口の中がとてつもなく不快だった。なるほど、これは体に悪い訳だとすぐに悟った。そう、タバコは体に悪い物だということも当時の私はちゃんと知っていたのだ。

私が本格的にタバコに手を出したのは18歳頃だと思う。既に体は一般的な大人と変わらないしコソコソと隠れてタバコを吸う必要なんて無かった。当時、世の中は少しずつタバコや喫煙者に対して厳しくなってきてはいたが、まだ自販機で堂々とタバコが買えたしタバコがいつの間にか美味いと思えるようになっていた。あれ程不味かったタバコが美味いと思えるようになったのは今でもタバコの不思議の一つである。

私の禁煙の失敗

10代後半の私はアルバイトをしてはいたが、その時吸っていた1箱300円ぐらいのタバコは私にとって決して安くは無かった。当時の私は健康なんてどうでもいいと思えるぐらい健康だった。だからタバコの害は全く怖くなかったが経済的な理由で吸い過ぎるのを控える努力をした。私の経済的な苦しさは20代前半が終わるまで続く事になる。当然タバコを止めれば少しは経済的負担を減らせると思い2度3度と禁煙にチャレンジしている。

20代前半の禁煙はことごとく失敗した。まずタバコの数を少しずつ減らしていき最後に0にしようと考えた。つまり1日30本なら1日20本に、翌日15本に、翌々日10本にという具合で少しずつ数を減らしていけば精神的、身体的負担が少なく禁煙出来ると考えた。しかし誰でも思いつくようなこの方法は成功率が低く当然ながら失敗した所かストレスで以前より吸う数が増えてしまった。

もう一つ試した禁煙法は置換法。つまりタバコを吸う行為を別の行為に入れ替えようという方法だ。一般的にはタバコが吸いたくなったらガムや飴を食べたりする事に置き換える。当時既に存在していたのか不明だが現在ではニコチンガムはよく知られている。他に電子タバコも近年流行している禁煙グッズだが禁煙パイポなどは昔から存在した。しかしこの方法も上手くいかなかった。そもそもガムや飴がタバコの代わりになる訳がないのだ。代用品でごまかそうとすれば惨めな気分になりタバコが吸いたいという欲望が余計に膨らむだけだった。

タバコは人生の喜びの一つだと信じていた

20代後半に入り当時手がけていた仕事が運良く軌道に乗り始め殆どお金の心配をする必要が無くなった。何より好きな時に好きなだけタバコが吸えると思うと幸せだった。実際にこの時期辺りから30代半ばまで私の喫煙量は1日3箱から多い時で4箱と異常な量になっていく。当然頭が酷く痛くなったり気分が悪くなったりする事は何度もあったし、その原因がタバコの吸い過ぎによる物だというのも気付いていた。それでも私はタバコを愛していたしタバコに憑りつかれていたのだと思う。

風邪をひいてノドが痛くて咳が酷くてもタバコが止められない。流石に風邪をこじらせてる時は1日に消費する本数は減ったが、回復すればいつも通り我慢する事無く吸い続けた。食事中とお風呂と就寝時以外は常にタバコを身に付け常にタバコに火を付けていた。ふと気付くと灰皿に火を付けたばかりの長いタバコが2本になっている事も珍しくなかった。今になって思う。当時の私は間違いなく正常ではなった、異常だった、病気だった。もっと早くに気付いていれば、いやそれも違う、本当は気付いていた、もっと早くタバコの事を真剣に考えるべきだったと思う。

タバコがカッコイイという時代は完全に終わった。いやタバコそのものの時代がどんどん終焉に近付いているのを誰だって感じているし喫煙者なら尚更だ。10代の頃、カッコイイと思っていたアイテムは現代では堕落と退廃の象徴のように見られるようになった。もっと言うなら現代に置いてタバコ、いや喫煙者は不衛生で無知識、無教養、自堕落他、もっと過激で差別的な物も含め悪い印象で見られる事が殆どだ。そしてこれは世界的な傾向であり最早喫煙者はこの潮流に抗う事は出来ない。

上で挙げた現代の喫煙者のネガティブな印象は喫煙者自身も認める部分だと思う。禁煙したいと考えている人の中には自分は高い金を出してタバコを買い続け毒煙を吸い続ける愚か者だとすら考えていても大袈裟ではない。でも大丈夫、きっと貴方はタバコを止めれます。だってこのサイトに辿り着いたのだから。今は気楽にタバコを吸いながらこのサイトの各ページを順に読み進んで下さい。

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