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タバコ

タバコの洗脳を更に知ろう

繰り返しになりますがタバコが美味いと感じるのは洗脳によるものです。イライラした時に一服で落ち着かせてくれるのも、一服で一時の快楽を与えてくれるのも、朝の一服でやる気にさせてくれるのも全てタバコの洗脳で脳がヤられているだけなのです。

タバコの巧妙なトリック

前のページでタバコを吸い始める人の多くは10代だと書いたが、20代、30代で吸い始める人も当然いるだろう。私の昔の知り合いに40代でタバコを吸い始めた不運な人もいる。本来なら40代になるまでタバコを吸わなかったのだからかなり幸運な人だったのに、その年代でタバコを始めるなんて同じ喫煙者ですら愚かで哀れに思うだろう。20代、30代、場合によっては40代以降でタバコを始める人は10代で始める人達とは動機がかなり異なる筈だ。10代で始めるタバコがファッション的な物だったのに対して20代、30代でタバコに手を出してしまった人の動機の中にはタバコが心を落ち着かせてくれる物だと信じて始めてしまった人もいるようだ。

全くタバコに興味が無かったのに周りに勧められて吸い始めた人は、きっと今頃勧めた人を恨んでいるに違いない。「イライラする時はタバコを吸うと落ち着くよ、1本吸ってみる?」「あまり落ち込まないで、タバコでも1本どうですか?」「はぁ~タバコが美味い、1本どうだい?」こんなやり取りがあったらタバコを勧めてくる人には悪意があるのだろうかと一瞬考えてしまう。しかし実際には悪意所かむしろ善意でタバコを勧めている事が殆どだ。喫煙者はイライラするストレスの解消や心の落ち込みからの回復、日常の快楽をタバコで得られると本気で思っているからだ。

しかし喫煙者だった頃の私は特別な研究結果を見る事も無くタバコが自身に大きなストレスを与えてくる存在である事を知っていた。過去に行った禁煙の失敗によりタバコが吸いたくても吸えないストレスや日常的な不安感、体に悪いと分かっていながら吸う罪悪感、止めたくても止められない自身への嫌悪感を体験していたからだ。これらは全てタバコによってもたらされているストレスだ。もっと正確に言うとニコチンによってもたらされているストレスなのだが、このストレスはニコチンを摂取する事であっさりと解消する事が出来る。

つまり喫煙者はタバコで日常のストレスを解消しているのではなく、タバコで発生するストレスをタバコで解消しているだけなのだ。また、タバコによって落ち込んだ気持ちの回復が出来ると思っているのも間違いだ。確かにタバコによって一時的に回復した気分になれるかもしれないが、それは良くてたったの30分だけだ。しかも1時間後にはタバコのストレスが加わり落ち込んだ気持ちは更に酷くなる可能性もある。そうなってくると更にタバコを求めるようになり負のスパイラルにはまり込む。

他、タバコが快楽を与えてくれるという考えは一見正しいように思えるがこれも厳密には間違いだ。タバコの煙に含まれるニコチンは脳内に届くとドーパミンという神経伝達物質を放出させ、一時的に覚醒作用や報酬感、達成感のような感覚を喫煙者に与える。しかしこの感覚は長く続かない上に常習化する事で脳が正常に働かなくなってしまうので、日常的に行動意欲や報酬感、達成感といった快楽を感じられなくなってしまう。具体的に言うなら朝起きても行動しようという意欲がタバコを吸うまで出なかったり、美味しい食事や仕事の成功の喜びも薄れてしまう。つまり本来自然に発生していた意欲や快楽がタバコを吸う事でしか得られ難くなるので、タバコで快楽が得られるという考え方は間違いだし、似たような環境で生活していたなら大概の場合は非喫煙者の方が喫煙者より人生を楽しんでいると思って間違いない。

そう、タバコは精神の安定を与えてくれたりはしない。むしろ逆だったんだよ。タバコで落ち着きを得ていると思っていたら普段の落ち着きを奪われタバコを吸わないと落ち着けない体にされてしまっただけ、喫煙の一時の喜びは普段の喜びを奪われタバコが無いと人生の喜びを殆ど感じられない体にされてしまった代償、何かをやろうと思っても常に頭の中にはタバコの事ばかり、活力が無くなりちょっと動くのも面倒に感じるだらしない心と体、タバコで得ていたと思っていた物が実は失っていた物だったなんて、これほど見事なトリックが他にあるだろうか。

タバコを洗脳だと表現したのは決して大袈裟では無かった事がそろそろ理解してもらえたかもしれない。良く洗脳された喫煙者はタバコによって精神の安定と快楽を得ていると思っているし、タバコを吸う行為がカッコイイとも思っているし、強くて勇ましい男の象徴とも思っている。自由や芸術性、新しいアイディアを与えてくれるとすら考えている。でも洗脳が解けたら気付く筈だ。タバコは何も与えてくれない所か大切な物を奪っていくばかりだと。

タバコは本来、不味い物だ

初めてタバコを吸った時の味を思い出して欲しい。しょっぱい?苦い?辛い?とにかく不快な臭いと不味さを何となく私は覚えている。初めて吸ったタバコがメンソール系だとしたら当初不快な味は殆ど無かったかもしれないが、ずっと吸っていく内に口の中に辛味やモゴモゴする違和感は感じたと思う。ここら辺はタバコの種類や吸い方で変わってくるので何とも言えないが、初めからタバコが美味しかったなんて人はいるのだろうか?何か特殊な味付けや味覚障害でもない限り、本来タバコは不味い物だ。そう、タバコは不味いという感覚は決して間違っていないと断言出来る。じゃあ何でさっき吸ったタバコ、若しくは今吸っているタバコは美味しいのか?その疑問を下で少し解明していこう。

喫煙者にとって1日の中で特別なタバコが何本かある。例えば朝起きての1本や食後の1本、仕事終わりの1本は他と比べて格別だったりする。逆にそれ以外で吸っているタバコに特別な想いを感じている事は殆どない。いつの間にか無意識に近い状態でタバコを口にくわえて火をつけ、煙を深く吸い込みそして吐き出す。この機械的な動作を1日に何度か繰り返しているだけだ。つまり長年の喫煙者は1日に吸うタバコの殆どの味を全く覚えていないし、美味いか不味いかなんて意識していない。喫煙者自身の自覚は薄いが自分の味覚や嗅覚が喫煙により鈍っている事は何となくは知っている。タバコの封を開けた時の薬品のような刺激臭も本能的に体に悪いと感じる口の中の煙のピリピリする味もとうの昔に感じなくなっている。もし常に非喫煙者だった頃の味覚と嗅覚があり続ければタバコを吸い続けるなんて絶対に不可能だ。もちろんタバコは舌で味わう物では無い事は重々知ってはいるが一日中口の中をくぐらせているのだから耐えられる方がおかしい。タバコで味覚と嗅覚を狂わせタバコの不味さを忘れさせる、これもタバコの巧妙なトリックの一つだ。

メンソールという種類のタバコに至っては吸い始めたばかりの人でも不快感を感じさせないような味付けが施してあるので余計に性質が悪い。一般的なタバコは吸うと口の中がモゴモゴするしノドがイガイガするのが普通で何度も書いてきたようにまともな感覚があれば不味いのが分かる。しかしメンソールタバコはのど飴やミントガムを食べている時のようなスーと清涼感のする味付けになっているので、初めて吸った時は体に良さそうだと錯覚するほどだった。しかし実態は全く逆で喫煙者の間でもメンソールが危険なのはよく知られている。煙の害は全く同じなのに普通のタバコ以上に煙を多く吸い込んでしまうからだ。それを分かった上で煙を吸いこむ量に気を付けていても慣れてくると警戒心が薄れてくるものだ。

他にニコチンやタールの量を抑えたタバコも存在する。喫煙歴が長くなると健康の為にニコチンやタールの少ない種類のタバコに変えてみようと考える人は珍しくない。本気で健康の事を考えているなら禁煙すればいいのだが、この時点で既に何度か失敗しているので自分には出来ないと決め付け、せめて少しでも軽いタバコと考える訳だ。確かに吸う本数が同じであれば今までよりもましになるかもしれない。しかし突然ニコチンの量が減れば物足りなく感じるのは想像に難しくない。喫煙者用語で言うなら全く吸い応えが無いのだ。そして吸う本数が必然的に増えるので健康には逆効果だ。タバコ会社にとっては万々歳だけどね。

いずれにせよタバコを吸い続ければ体に不調が出てくるし頭が痛くなったり吐き気で気持ち悪くなる事だってある。だったらタバコが美味しいと思う感覚はどこからやってくるのか?それはこのページ内でも何度か出てきたニコチンの仕業でありタバコを常習化させる最大のトリックの正体でもある。そのニコチンの話については別のページでしっかりと説明します。

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