誰でも出来る簡単な禁煙法 メール リンク集 更新情報
タバコ

1本だけが全てを無駄にする

禁煙を始めて辛かった時期を乗り越え気付けば1週間1ヶ月1年といった時期がきっと貴方にも訪れるでしょう。しかしどんなに長く禁煙してもふとタバコの事が頭に浮かぶ事は誰にでもあります。そんな時に1本ぐらいならはとても危険です。

禁煙を失敗させる有名な1本お化け

今このページを読んでいる人の中には禁煙開始から早1週間、1ヶ月なんて人もいるかもしれない。そしてもうここまでくれば大丈夫なんて油断しているかもしれないが、その油断が後に大きな失敗へと繋がる事もある。もうタバコの誘惑には負けないという自信が出てくると、不思議と1本吸ってみようかなという気持ちも何故か出てくる。今タバコを吸ったらどんな味なんだろうかという興味は全く喫煙経験の無かった頃のタバコへの興味に何となく似ている。

他に1週間、2週間禁煙が続いても未だに吸いたいという欲求に駆られる人もいる。1本ぐらいなら大丈夫かという甘い考えはせっかく続いた禁煙を台無しにする元凶だ。実際に吸ってみてタバコの不味さを再確認してそのまま禁煙を続行出来る人もいるらしいが、タバコを吸いたい欲求から1本ぐらいという気持ちで吸ってしまった場合は後戻り出来ない事が殆どだ。そして今までの努力を全て台無しにしかねない1本の誘惑の事を世間では1本お化けと呼んでいる。

長年の喫煙者でも禁煙する事で今までニコチンで弱っていた脳は個人差はあるものの大体一ヶ月ほどで非喫煙者だった頃のように回復するのだが、脳内に作られたタバコが美味いと感じる回路は永遠に消えないという話がある。これはタバコによるニコチン依存症だけでなくアルコール依存症患者にも見られる脳内の変化だそうで、理屈でタバコは不味いと考えていても再び1本吸ってしまっただけで止められなくなる原因とされている。初めてタバコを吸った時に次の1本が欲しいなんて全く頭に無かった筈だが、元喫煙者は長年の喫煙習慣で作られた脳内回路により1本吸っただけで次の1本を本能的に求めてしまうのだ。つまり一切喫煙経験の無かった頃の1本と禁煙したとはいえ過去に喫煙習慣があった場合の1本とでは全く別物なのだ。

そう、元喫煙者の1本ぐらいは再び次の1本を本能的に呼んでしまう。そして更に次の1本へと負の連鎖が始まる。過去に経験したタバコが止められなくなるメカニズムに再びハマる。禁煙はダイエットとは違う。3キロ痩せて1キロ戻ったから差し引き2キロのダイエットに成功なんて計算は成り立たない。1週間止めようが1ヶ月止めようが1年止めようが1本吸って喫煙者だった頃の感覚に戻ってしまえば全て今までの頑張りがリセットされる、昔の自分に戻ってしまう。

上の方に書いたように禁煙が2週間程度続いて興味本位でタバコってどんな味だったかなと吸ってみて、そのまま禁煙を続行出来る人ももちろんいるのだが、自分は絶対に大丈夫と思って1本吸ってしまうのは非常に危険だ。そもそもタバコを初めて吸った時だってこんなの直ぐに止められると思っていたではないか。でも結局は止められずにズルズルと吸い続けてきてしまった。だからこそしっかりここで提言しておく。1本だけなら、1本ぐらいなら大丈夫なんて軽い気持ちで全てを台無しにしてはいけない。また再び喫煙者だった頃の辛い日々に戻ってしまう事を思い出そう。最初から禁煙しようと思えば苦労するのは既に知っている筈だ。せっかくここまで来て後戻りするなんて馬鹿げている。1本お化けに負けてはいけない。

心理的依存を抜け出そう

禁煙から2週間や1ヶ月経ってとっくの昔にニコチン依存症を脱している状態で吸いたい衝動が出るならば、それは身体的な問題では無く気持ちの問題だ。ニコチンと禁断症状のページの下部の方で書いたがニコチン依存症よりも、この心理的依存である習慣的タバコ依存症の方が圧倒的にやっかいだ。タバコは不味い、体に悪い毒物と理屈で考えていても長年の習慣として身に付いた、ここでタバコを1本という気持ちは中々抜けるものではない。喫煙歴が長ければ長いほど、ふとしたきっかけで1本吸いたいなという気持ちがこみあげてくる。

ニコチン依存による身体的な欲求とは違う心理的依存によるタバコへの欲求を完全に解決するには、ひたすら我慢し続けて時間によって解決するか、タバコ以外の物で代用する方法がある。習慣的タバコ依存症は人によって症状が千差万別なので絶対にコレという解決法はないが、一般的にはガムや飴でやり過ごそうという方法が最も多い。以前、禁煙中のニコチン依存症に関してはガムなどの代用品は逆効果になる場合があると書いたが、心理的依存である習慣的タバコ依存症にはこれら代用品は有効だと私は考えている。本当は代用品に頼らずに吸いたい気持ちが湧いてきても気持ちで抑えるのが理想で、これを繰り返しているうちにいずれ時間が解決してくれる筈だが、習慣的タバコ依存症を完全に脱するまでに1年掛かるとすれば流石に辛い。それならば代用品に頼るのも悪くないと思う。

私の場合は禁煙開始後の約3日間はガムなどに頼らずに禁煙を続け、それ以降はひたすらガムを噛み続けた。一応書いておくとここで言うガムはニコチンを含まない一般販売されている普通のガムの事だ。おいおい自分はニコチン中毒、タバコ中毒は卒業したがガム中毒になったのかと思うほどガムを食べ噛み続けた。逆に言うとガムを噛んでいれば吸いたい気持ちは簡単に抑えられたし噛んでいる時に湧いてくる事も無かった。ただ一日中噛んでいたので顎が痛くなる事は度々あった他にガムの味が無くなってきた辺りで吸いたい気持ちがふと湧いてくるのが危なかった。それでも何も無く我慢するよりはマシだったし私の禁煙にガムは大いに役に立ってくれたと思う。そして半年、1年と経ってしまえばタバコの事何て殆ど頭に無くなるし仮にあったとしても禁煙が辛かった頃を思い出せば再び馬鹿な行為には走らない筈だ。

結局の所、タバコを吸いたくなる心理というのはタバコは美味しかった、タバコは楽しかったという洗脳がまだ残っている証拠かもしれない。私は決してタバコの全てを否定する気はない。美味い不味いは別にして大人の暇つぶしの最高のアイテムだったとすら思う。未だにタバコの煙を眺めながらボーとしてた頃を懐かしく想う事もある。でもタバコで多くの物を失ってきた事は身に染みるほど理解しているし、再びタバコを咥えて火を付ける気には決してならない。別にそれほど健康に憧れている訳でもないがゼーゼー言いながら苦しんで生きていきたくないし、苦しんで死にたくない。何よりタバコを買う金がもったいない。

もし貴方がどうしてもタバコを吸いたくなって小銭を握ってコンビニやタバコ自販機に向かおうとしている時に思い出してほしい。また部屋が煙で溢れタバコが無いと不安に駆られ、タバコを吸わないと何も行動出来ない体になってしまう事を。いつもノドはイガイガ、タンが絡み四六時中咳込み寝付けずにまたもう1本タバコを吸っては咳をする、そんな自堕落で不衛生な生活。そうそう、全て悪い事だけでは無かったけど殆どは悪い事ばかりだったタバコ。何となく興味、ファッション、カッコつけで吸い始め止められなくなったタバコ。やっと止められそうな所まできてリセットしてしまうなんてもったいなくないですか?また吸ってみようかなと思った時に思い止まらせるのは、ここまできてリセットしてしまうのはもったいないという気持ち。そうタバコを止めるのを止めてしまうのは絶対にもったいない。長々と頑張ってきてやっとタバコが無くてもある程度は落ち着いて生活出来るようになって、ふと吸いたくなった衝動の1本で全てをリセットしてしまったら本当にもったいないのです。

しかし1本お化けの誘惑にも負けず禁煙を頑張る貴方に本当の試練が訪れるかもしれません。人やタイミングによっては発症しない事もあり、あまり認知度は高くありませんが禁煙鬱という病気です。運悪く発症してしまった方の為に次のページで禁煙鬱について書いていきます。

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